【ソロ活】ソロいちご狩りの記録【ひとりでいちご狩り!!!】
たのしいこと・おもしろいこと・おいしいものは、誰かと共有することで良さが増すこともあるけれど、わたしはひとりでどっぷりその享楽を堪能することも好きだ。先日まとめた道東の湖巡りの旅も、旅先で訪れた焼き肉屋も、デニーズの新作パフェを食べるのも、わたしは全部ひとりで楽しんできた。「ひとりで二泊三日の道東旅行に行ってめっちゃよかった」と人に話すと結構な頻度で「ひとりで?」と聞き返されるのだが、道東旅行以上に「ひとりで?」と聞き返されてきたのがいちご狩りである。ということで、ソロいちご狩りを楽しむポイントをまとめていきたいと思う。
1 どんないちご農園を選ぶか?
昨年二月上旬、わたしが訪れたのは「グルメいちご館前田」さんである。
このいちご農園の推しポイントは、
- プライベートエリア制…客ごとにいちごを狩れる場所が区分けされており、他の客とエンカウントすることなくいちごを狩ることに集中できる
- エリア内時間制限なし…料金のもとをとろうと必死にならずともよく、いちご狩りの様子をゆっくり撮影できる
- いちごの種類豊富…ひとりで1種類のいちごを食べても飽きるのは早いが、複数種類のいちごが植えられていれば、いちごの食べ比べができて飽きがこない
の上記の三点である。すべて兼ね備えているいちご園、最高か。
2 いついちご狩りに行くか?
ソロ活(ひとりで活動することによって、その享楽をどっぷり堪能することのできるアクティビティ)において鬼門となるのが、他人からの目線である。「あの人…ひとり…?」と思われることをなんとも思わないメンタリティがはじめからあれば問題ないが、そのメンタリティはソロ活の経験を積んでいかなくては育まれないものである。
したがって、他人からの目線を避けられる手段があるのであれば、それにこしたことはない。わたしがソロいちご狩りのために整えた時間的オーダーは、ずばり【平日の午前中】である。仕事が落ち着いたタイミングを狙い、たまった有給休暇を午前中にぶちこんだ。なにがあってもいちごを狩るぞという強い意志のもと、開館時刻に予約を取っていちご狩りに向かったのである。
(ちなみにグルメいちご館前田さんは、開館直後の時間帯は体の不自由な方優先なので、その時間帯の直後に予約を取った。)
3 どんな装備で行くか?
グルメいちご館前田さんでは、いちごを狩る用のはさみとへたを入れるビニール袋を用意してくれる。うっかりしていたが、はさみを貸してくれないところだったら、いちごを手で摘み取らねばならない。もりもり食べているだけで指先が真っ赤に染まっていったので、気になる人はウェットティッシュが必要だろう。
また、うっかりロングスカートで行ってしまったので、しゃがむたびに裾を地面につけることとなってしまった。前田さんのところはいちごの苗木が胸の高さに植えてあったのでしゃがみっぱなしということにはならなかったが、奥に隠れたいちごちゃんを救出したり、映えるいちごちゃんショットを撮るために動き回ったりする以上、服装に気を配るべきだった。
4 あとは堪能するだけ
エリアは2つあり、ひとつめは「章姫(あきひめ)」のみが植えられたエリア。
真っ赤に実ったいちごがたくさん。このエリアのいちごぜーんぶわたしの!!と思っただけで高まる。優勝。
次のエリアは、「紅ほっぺ」「かおり野」「アスカルビー」「ホワイトベリー」の各種が植えられたエリア。
わたしのいちばん推しは「かおり野」。口の中でものすごく香りが立って、やさしい甘さ。香りって味覚にとってこんなに大切なのね〜と痛感した。
「紅ほっぺ」はめちゃくちゃ大きく育つ。でっかいいちごは、いちご狩りの妙。(めっちゃでっかいのあったんですが、即食べてしまいました。味が大味になることもなく、甘くて最高でした)
「ホワイトベリー」はスーパーではなかなか手に入らないいちごだと思う。映えが強い。
「アスカルビー」は今年はもう栽培していない模様(先週友達と2020いちごを始めた)。
最後に、追加料金を支払うことで味見ができる高級いちごたち。左から「あかねっ娘」「愛ベリー」「サラダイチゴ」。一粒ずつがでかい。そして美味。多種多様ないちごを食すことは、経験を購入していることだと感じた。
先述のとおり、今年のいちごは友人を連れていくことから始まった。ソロ活ではいちごの味をじっくり堪能することができたが、友人と行ってもそれは変わらなかった。二人で無心になっていちごを狩って、狩って、狩りまくった。「いちごでのどを潤し、腹を満たす。これはわたしたち、貴族だね」と言いながら、赤く大きな宝石を頬張った。いちご狩りはソロ活にもとてもおすすめであるが、友人との小さな遊びにもおすすめである。いちご狩りのシーズンは12月下旬から5月いっぱい頃まで。年度が変わる前に、自分をねぎらうためにもいちごを狩ってみてはいかが。